店長日記
12年前の消費税3%で大量仕入は得だったのか?
2009年11月11日
お疲れ様です。
ネットショップ:ポンプ屋
http://pumpya.ocnk.net/
当方の扱う商品にも値上げや値下げは付き物です。
基本的には常に値上げです。
値下げになる場合というのは石油相場との兼ね合いがある塩ビ製品くらいです。
値上げの場合は劣化しない商品であれば値上げ前に買い溜めした方がお得です。
特に商品は全く同じで商品の定価が上がる場合などは、
値上げ前の価格で仕入た商品を値上げ後の価格で販売できることもあるので利幅が稼げてオイシイと言えます。
以前、消費税が3%から5%になる際に、同じような理屈で3%のうちに大量に商品を仕入れた記憶があります。
世間でも特需なんてものもあったとおもいます。
最終消費者であれば3%のうちに買ったほうがお得なのは確実ですね。
当時は仕入時に支払う額が少ないのだから深く考えないで値上げ前に買うのと一緒で得に決まっている、
と考えたわけですが本当にそれが得だったのか検証してみました。(数分間ですが・・・)
仮に税抜仕入金額100万円、税抜販売金額120万円とします。
現在のように仕入時5%、販売時5%の場合
仕入時 商品 1,000,000円 + 消費税 50,000円 =支払金額 1,050,000円
販売時 商品 1,200,000円 + 消費税 60,000円 =受取金額 1,260,000円
差額 210,000円
平成9年3月31日3%で仕入 販売時5%の場合
仕入時 商品 1,000,000円 + 消費税 30,000円 =支払金額 1,030,000円
販売時 商品 1,200,000円 + 消費税 60,000円 =受取金額 1,260,000円
差額 230,000円
3%で仕入、5%で販売したほうが20,000円得しています。
しかし、消費税の納付は販売した者が購入した者に代わって納付することになっています。
そして納付額は売上(販売)時の消費税額から仕入時に払った消費税額を控除します。
仕入時5%、販売時5%の場合の消費税納付額
販売時消費税60,000円 - 仕入時消費税50,000円 = 10,000円
仕入時3%、販売時5%の場合の消費税納付額
販売時消費税60,000円 - 仕入時消費税30,000円 = 30,000円
支払う時点で20,000円得しても消費税を納める時点で20,000円損しますので結局損得無しです。
消費税が3%から5%になる際に3%のうちに大量に商品を仕入れたことは
買わなくてもよい製品を資金を投入して先走って買った分、
失敗だったことがわかります。
実際に消費税を納めるまで多少の利幅で得をしますが仕入金額に比べたら微々たるものものです。
・・・なんてこったい。
もちろん課税売上高が1000万円以下の消費税納税免除の場合は絶対に得です。
※きちんと消費税の仕組みを調べたわけではないのでこの検証は間違っているかもしれませんので・・・。
1000万円以下の消費税納税免除はおかしいですね。
単純に仕入800万円で売上1000万円だと10万円の納税ですが、それが免除ですからね。
実際には1000万円以上売上があっても申告していない個人事業者や企業なんてものすごく多いとおもうなぁ。
仕組みが簡単でうまく徴収する方法は無いもんですかね。
同じように後から考えると大失敗した仕入が他にもあります。
・・・またの機会にでも
ネットショップ:ポンプ屋
http://pumpya.ocnk.net/
当方の扱う商品にも値上げや値下げは付き物です。
基本的には常に値上げです。
値下げになる場合というのは石油相場との兼ね合いがある塩ビ製品くらいです。
値上げの場合は劣化しない商品であれば値上げ前に買い溜めした方がお得です。
特に商品は全く同じで商品の定価が上がる場合などは、
値上げ前の価格で仕入た商品を値上げ後の価格で販売できることもあるので利幅が稼げてオイシイと言えます。
以前、消費税が3%から5%になる際に、同じような理屈で3%のうちに大量に商品を仕入れた記憶があります。
世間でも特需なんてものもあったとおもいます。
最終消費者であれば3%のうちに買ったほうがお得なのは確実ですね。
当時は仕入時に支払う額が少ないのだから深く考えないで値上げ前に買うのと一緒で得に決まっている、
と考えたわけですが本当にそれが得だったのか検証してみました。(数分間ですが・・・)
仮に税抜仕入金額100万円、税抜販売金額120万円とします。
現在のように仕入時5%、販売時5%の場合
仕入時 商品 1,000,000円 + 消費税 50,000円 =支払金額 1,050,000円
販売時 商品 1,200,000円 + 消費税 60,000円 =受取金額 1,260,000円
差額 210,000円
平成9年3月31日3%で仕入 販売時5%の場合
仕入時 商品 1,000,000円 + 消費税 30,000円 =支払金額 1,030,000円
販売時 商品 1,200,000円 + 消費税 60,000円 =受取金額 1,260,000円
差額 230,000円
3%で仕入、5%で販売したほうが20,000円得しています。
しかし、消費税の納付は販売した者が購入した者に代わって納付することになっています。
そして納付額は売上(販売)時の消費税額から仕入時に払った消費税額を控除します。
仕入時5%、販売時5%の場合の消費税納付額
販売時消費税60,000円 - 仕入時消費税50,000円 = 10,000円
仕入時3%、販売時5%の場合の消費税納付額
販売時消費税60,000円 - 仕入時消費税30,000円 = 30,000円
支払う時点で20,000円得しても消費税を納める時点で20,000円損しますので結局損得無しです。
消費税が3%から5%になる際に3%のうちに大量に商品を仕入れたことは
買わなくてもよい製品を資金を投入して先走って買った分、
失敗だったことがわかります。
実際に消費税を納めるまで多少の利幅で得をしますが仕入金額に比べたら微々たるものものです。
・・・なんてこったい。
もちろん課税売上高が1000万円以下の消費税納税免除の場合は絶対に得です。
※きちんと消費税の仕組みを調べたわけではないのでこの検証は間違っているかもしれませんので・・・。
1000万円以下の消費税納税免除はおかしいですね。
単純に仕入800万円で売上1000万円だと10万円の納税ですが、それが免除ですからね。
実際には1000万円以上売上があっても申告していない個人事業者や企業なんてものすごく多いとおもうなぁ。
仕組みが簡単でうまく徴収する方法は無いもんですかね。
同じように後から考えると大失敗した仕入が他にもあります。
・・・またの機会にでも